レーザービーム・プリンタ

ここでも共通化を推進

 DIPS設計部のもうひとつの大きい仕事はレーザービーム・プリンタの制御装置の開発だった。汎用コンピュータ用のレーザービーム・プリンタの機構部を日立工機が担当し、制御装置を神奈川工場が担当していた。

このレーザービーム・プリンタについても、いろいろな速度のものがある上に、汎用コンピュータ用、DIPS用、 IBMのシステム用、オフライン機等、さまざまなものがあり、その開発に苦労していた。

私がこの部の担当になってから、野上康一君にレーザービーム・プリンタ専任の主任技師になってもらい、これらの要求の交通整理に当たってもらった。ここでも、個々の要求に対し別々に対処するのではなく、全部の要求を整理して、できるだけ共通化を図るようにした。


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