イタリアには今迄に仕事で4回行ったことがある。しかし行ったのは、ローマとミラノと、オリベッティの発祥の地であるイヴレアという北イタリアの小さな町だけである。フィレンツェとかヴェネツィアには行ったことがなく、前から一度行きたいと思っていた。
そして、最近塩野七生さんのイタリアの歴史を題材にした小説を何冊か読んで、ますます行ってみたくなった。
そこで、昨年(2000年)の10月に、女房と二人でイタリアに行って来た。
ホテルをあまり変えるのは大変なので、宿泊地はローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアの3個所にして、3泊ずつすることにした。
主としてこれらの町を見たいと思っていたのだが、地方の古い小都市にも興味があったので、これらの町を足がかりにしていくつか訪れることにした。
ローマからフィレンツェに鉄道で移動する日には、ちょっと遠回りになるが、アッシジとペルージャに立ち寄ることにした。また、フィレンツェからヴェネツィアに移動する日には、ボローニャとフェラーラで途中下車することにした。
またフィレンツェからピサに、ヴェネツィアからパドヴァにそれぞれ日帰りで行くことにした。
9泊11日で9都市を見てまわったので、かなり忙しかったが、今迄知らなかったイタリアのいろいろな面を見ることができた。
以下はその時の話である。
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