home > 海外ところどころ > カンヌ、パリ スケッチ旅行

アンティーブ・・・ピカソがいた町

二つの市場

カンヌ滞在中の1日は、日帰りでアンティーブ(Antibes)へ出かけた。カンヌから東の方に10kmほど行ったところにある海岸の町である。

鉄道もあるが、 我々はバスで行き、旧市街の近くで降りた。食料品の市場が午前中だというので、まずそこへ急いだ。市場は「プロヴァンス市場」(Marché Provançal)と呼ばれ、カンヌの市場と同じように常設の屋根の下で開かれる。ここでは、生鮮食品のほか、加工食品も売っていた。(写真 左)

近くの広場で、もう一つの市が開かれていた。こっちは衣料品専門の市場で、青空の下で、テントを並べて商売していた。(写真 右)

 

ピカソ美術館

アンティーブにはグリマルディ城(Château Grimaldi)という古い城がある。ここにパブロ・ピカソが1946年に半年間滞在していたそうだ。そして、ここを引き払うに当たって、ここで制作した多くの作品をここに寄贈したという。現在はこの城がピカソ美術館になり、その時の作品が展示されている。

しかし、 ピカソ美術館としては、パリやバルセロナに比べれば作品はごく限られている。何せ、ここで半年間に描いたものが中心なので、致し方ないことだ。

帰りは、アンティーブの駅までタクシーで行って、鉄道で帰った。所要時間は10分程度で、あっという間にカンヌに着いた。 

 

次へ (グラース・・・香水の町)

 

Copyright (C) 2014, Toshinori Sakai, All rights reserved