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旧市街でスケッチ
カンヌの 旧市街では、港から山の上まで細いうねうねとした坂道が続いている。坂の下の方はサンタントワンヌ通りRue Saint- Antoine)、上の方はスケ通り(Rue du Suquet)で、現在は観光客向けのお土産屋やレストランが軒を並べている。
左の絵は、港からサンタントワンヌ通りに入る入口を描いたものだ。右の絵は、少し登ってから振り返って見下ろしたところ、左下の絵は、さらに登って行ったところだ。この上がスケ通りにつながる。
この坂道の途中をちょっと入ったところに、フォルヴィル市場(Marché Forville)という生鮮食品の市場がある。この市場は、フランスでは珍しく立派な建物の中にある。もっとも、建物といっても壁はなく、屋根と柱だけだ。たぶんこの市場も、昔は他の市場と同じように広場にテントを並べていたのだと思う。魚屋や八百屋が何軒も店を出していて、地元の買い物客で大変な賑わいだった。
魚や野菜を買っても調理に困るので、サクランボを買って帰ってホテルで食べた。
右の絵は、この市場の横の細い路地である。もう午後4時を過ぎていて、描いていたところの後ろでは、市場の人が後片付けをして、水で舗道を洗い流していた。
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